
説明
NETIS登録番号:KK-180004-VE
型枠面を直接加温し、コンクリート品質を守る
本システムは、セントル型枠の裏面に設置した面状発熱体シートで型枠面を直接加温する養生技術です。
コンクリート内部と表面の温度差を抑え、水和反応と初期強度の発現を促進することで、温度ひび割れや表面剥離、凍害の抑制が期待できます。
概要
型枠面を直接加温し、寒冷地のコンクリート品質を守る。
寒冷地における覆工・坑門工コンクリートでは、外気温の影響によってコンクリート表面の温度が低下し、内部との温度差が大きくなることがあります。この温度差は、初期強度不足や温度応力によるひび割れ、表面剥離などにつながる可能性があります。
本システムは、セントル型枠の裏面に面状発熱体シートを設置し、型枠面を直接加温する養生技術です。
ジェットヒーターでセントル内部の空気を暖めるのではなく、
コンクリートに接する型枠面を直接加温することで、コンクリート表面の温度を管理します。
打設直後から脱型まで加温養生を行うことで、コンクリート内部と表面の温度差を抑え、水和反応を促進します。
初期強度の発現を支援するとともに、温度ひび割れや表面剥離、寒冷環境における凍害などの抑制が期待できます。
<特徴>
・セントル型枠の裏面に薄型の面状発熱体シートを設置
・熱風ではなく、コンクリートに接する型枠面を直接加温
・コンクリート内部と表面の温度差を抑制
・コンクリートの水和反応を促進し、初期強度の発現を支援
・加温範囲をブロック制御し、運転・停止および設定温度の制御が可能
<構造>
面状発熱体シートをセントル型枠の裏面に設置し、発生した熱を型枠面へ伝える構造です。
型枠面を介してコンクリート表面を直接加温するため、セントル内部の空気を暖める方式と比べて、
加温対象へ熱を伝えやすい構成となっています。
各加温範囲は制御盤で管理し、範囲ごとに運転・停止や設定温度を調整します。
施工位置や温度条件に合わせて必要な範囲を加温することで、コンクリート表面温度のばらつきを抑えます。


△シート形状 免状発熱体

△加温養生システム制御盤 (ブロックごとの温度設定が可能)
<導入効果>
品質向上
・コンクリート内部と表面の温度差を抑制
・水和反応を促進し、初期強度の発現を促進
・温度応力によるひび割れの発生を抑制
・初期強度不足による表面剥離のリスクを低減
・低温環境下におけるコンクリート品質のばらつきを低減
・緻密なコンクリート表層の形成を抑制
施工性
・打設直後から脱型まで、セントルを存置した状態で加温養生が可能
・加温範囲ごとに運転状態と設定温度を管理可能
・必要な箇所を計画的に加温し、寒冷地での養生管理を支援
安全性・作業環境
灯油を使用するジェットヒーターとは異なり、面状発熱体シートによる電気加温方式のため、
加温に伴う二酸化炭素や一酸化炭素の発生を抑え、坑内環境への影響を低減します。
環境負荷の低減
灯油を燃焼させないため、養生時の二酸化炭素排出を抑制できます。
また、型枠面を直接加温することで、加温時のエネルギーロス低減を図ります。
<活用現場>
・積雪寒冷地域の山岳トンネル工事
・低温期に施工する覆工コンクリート工事
・トンネル坑口部の坑門工コンクリート
・昼夜の温度差が大きい施工現場
・コンクリートの初期強度確保が課題となる現場
・凍害への対策が求められるコンクリート構造物
