
説明
油圧式鋼製伸縮妻板は、油圧シリンダーを使用して鋼製妻板を断面方向へスライドさせ、トンネル二次覆工型枠の妻部を塞ぐシステムです。
施工断面の大部分を鋼製妻板で塞ぐことで、従来の矢板による妻板作業を大幅に削減し、作業員の負担軽減と施工時間の短縮に貢献します。
概要
<特徴>
・油圧シリンダーにより鋼製妻板を断面方向へ伸縮
・施工断面の大部分を鋼製妻板で塞ぐことが可能
・妻板の伸縮作業を短時間で実施
・従来の矢板施工に比べ、使用する矢板を大幅に削減
・作業員による矢板の加工・設置作業を軽減
・鋼製妻板を繰り返し使用可能で、木板などの産廃物の低減に寄与
・鋼製妻板と地山の隙間は、エアーチューブまたは弾性体で処理可能

△システム概要(動画)
<構造>
セントルの妻側に鋼製妻板と油圧シリンダーを配置し、油圧操作によって鋼製妻板を断面方向へスライドさせます。
鋼製妻板で断面の大部分を塞ぎ、地山との隙間はエアーチューブや弾性体を使用して処理します。
鋼製妻板のブロック間に生じる隙間については、矢板による処理が必要です。

<従来>
従来は、熟練作業員が現場で矢板を加工・設置し、コンクリートを塞き止める妻板を施工していました。
矢板を一枚ずつ設置するため、加工や取付けに時間と労力を要することが課題でした。

<導入効果>
施工性の向上
・矢板の加工・設置作業を軽減
・妻板のセットおよび脱枠作業を効率化
・大部分を鋼製化することで、作業手順を簡素化
省力化・時間短縮
・人力による矢板施工の範囲を大幅に削減
・妻板作業に伴う作業員の負担を軽減
・油圧による迅速な伸縮で作業時間を短縮
品質の向上
・鋼製妻板によって妻部の形状を安定させる
・妻板を繰り返し使用し、施工品質の安定化を支援
・打継部の平滑化に貢献
環境負荷の低減
・従来工法に比べて使用する矢板を削減
・鋼製妻板の再利用により、廃棄物の発生を抑制
・木材使用量の削減に貢献
