TECHNOLOGY

NETIS

NETISとは、国土交通省が運営する「技術情報提供システム」です。民間企業などが開発した新技術にかかわる情報を、共有および提供するためのデータベースです。岐阜工業では、このシステムに下記の先進技術を提供しています。

<b>NETIS登録番号:</b><a href="https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubsearch/details?regNo=KK-180004%20" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> <font color="#3399FF"><u>KK-180004-VE</u></font></a> <br> <br> <b>要約:</b> <br> 本技術はトンネル覆工・坑門工コンクリート工事におけるセントルに面状発熱体シートを用いる加温養生技術であり、従来はセントルのシート養生とヒーターによる加温を行っていました。<br> 本技術の活用により、CO2削減等による作業環境の向上が期待できます。<br> <br> <img src="https://www.gifukogyo.co.jp/wp-content/uploads/2024/03/KK-180004A.jpg" style="width:50%; margin-left:150px;"><br> <br> <b>概要:</b> <br> ①<u>何について何をする技術なのか?</u> <br>・申請技術は覆工・坑門工コンクリートの打設後に、面状発熱体シートを用いてセントル型枠面を直接加温し温度をコントロールすることで、面状発熱体シート設置面を加温し品質のばらつきの低減を目指し、水和熱によるコンクリートの内部温度と表面温度の差を少なくし温度応力や、初期強度不足によるひび割れ・表面剥離を防止することができると予想されます。<br> また、加温養生によって緻密なコンクリートとなり、低温度環境下における凍害や、海岸近接地域・寒冷地での凍結防止剤使用による坑門工コンクリートへの塩害による剥落等を防止すると予想されます。<br> <br> ②<u>従来はどのような技術で対応していたのか?</u> <br> ・セントルのシート養生とヒーターによる加温<br> 従来技術はジェットヒーターやシート養生を組み合わせて型枠脱型前の養生を行う方法ですが、冷気の侵入や暖気の上昇により温度分布に偏りが生じやすく、温度ひび割れの原因となったり、温度の上がらない部分に表面はく離が生じたりするなどの懸念がありました。<br> 特にクラウン部(トンネルアーチの頂部)付近は高温になりやすく、急激な乾燥が生じる場合があります。<br> <br> ③<u>公共工事のどこに適用できるのか?</u> <br>・積雪寒冷地域におけるトンネル工事の覆工・坑門工コンクリートの加温養生<br> <br> <b>新規性及び期待される効果:</b><br><br> <img src="https://www.gifukogyo.co.jp/wp-content/uploads/2024/03/KK-180004B.jpg" style="width:80%; margin-left:50px;"><br><br> ①<u>どこに新規性があるのか?</u>(従来技術と比較して何を改善したのか?)<br>・従来技術はジェットヒーターを使用し熱風でセントル内部を加温しますが、申請技術は面状発熱体シートを使用しセントル型枠面を直接加温する方法に変更しました。<br> <br> ②<u>期待される効果は?</u>(新技術活用のメリットは?)<br>・申請技術は灯油を使用しないため、トンネル施工現場においてCO2が発生せず、一酸化炭素の発生による坑内環境の悪化がありません。<br> <br> ③<u>開発の経緯</u><br>・トンネル工事のコンクリートの養生は工程サイクル上、打設後16~18時間での脱枠後に保温・保湿等の養生を行う技術が多く、セントル存置中から養生を行う技術は少ない。 しかし脱枠後の養生ではコンクリート内部温度応力やコンクリートの初期強度不足(16~18時間という期間では必要強度の発現前に脱枠するケースがある)によるひび割れや表面剥離を発生させる場合があります。<br> また中長期的な凍害や塩害による剥落等も発生しています。<br> 上記問題を解決する養生技術が面状発熱体シートによるセントル加温養生システムです。<br> コンクリート打設直後から16~18時間後の脱枠時までセントル型枠面を面状発熱体で加温しコンクリート表面温度を均一に上げ、バラつきの無い品質を確保することを想定しています。<br> <br> <b>お問い合わせ先:</b> <a href="https://www.gifukogyo.co.jp/contact/" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> <font color="#3399FF"><u>お問い合わせフォーム</u></font></a> /  電話:<a href="tel:0582571001" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> <font color="#3399FF"><u>058-257-1001</u></font></a> 面状発熱体シートによるセントル加温養生システム

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  • TECHNOLOGY DETAIL

    面状発熱体シートによるセントル加温養生システム

  • 説明

    NETIS登録番号: KK-180004-VE

    要約:
    本技術はトンネル覆工・坑門工コンクリート工事におけるセントルに面状発熱体シートを用いる加温養生技術であり、従来はセントルのシート養生とヒーターによる加温を行っていました。
    本技術の活用により、CO2削減等による作業環境の向上が期待できます。



    概要:
    何について何をする技術なのか?
    ・申請技術は覆工・坑門工コンクリートの打設後に、面状発熱体シートを用いてセントル型枠面を直接加温し温度をコントロールすることで、面状発熱体シート設置面を加温し品質のばらつきの低減を目指し、水和熱によるコンクリートの内部温度と表面温度の差を少なくし温度応力や、初期強度不足によるひび割れ・表面剥離を防止することができると予想されます。
    また、加温養生によって緻密なコンクリートとなり、低温度環境下における凍害や、海岸近接地域・寒冷地での凍結防止剤使用による坑門工コンクリートへの塩害による剥落等を防止すると予想されます。

    従来はどのような技術で対応していたのか?
    ・セントルのシート養生とヒーターによる加温
    従来技術はジェットヒーターやシート養生を組み合わせて型枠脱型前の養生を行う方法ですが、冷気の侵入や暖気の上昇により温度分布に偏りが生じやすく、温度ひび割れの原因となったり、温度の上がらない部分に表面はく離が生じたりするなどの懸念がありました。
    特にクラウン部(トンネルアーチの頂部)付近は高温になりやすく、急激な乾燥が生じる場合があります。

    公共工事のどこに適用できるのか?
    ・積雪寒冷地域におけるトンネル工事の覆工・坑門工コンクリートの加温養生

    新規性及び期待される効果:



    どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
    ・従来技術はジェットヒーターを使用し熱風でセントル内部を加温しますが、申請技術は面状発熱体シートを使用しセントル型枠面を直接加温する方法に変更しました。

    期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
    ・申請技術は灯油を使用しないため、トンネル施工現場においてCO2が発生せず、一酸化炭素の発生による坑内環境の悪化がありません。

    開発の経緯
    ・トンネル工事のコンクリートの養生は工程サイクル上、打設後16~18時間での脱枠後に保温・保湿等の養生を行う技術が多く、セントル存置中から養生を行う技術は少ない。 しかし脱枠後の養生ではコンクリート内部温度応力やコンクリートの初期強度不足(16~18時間という期間では必要強度の発現前に脱枠するケースがある)によるひび割れや表面剥離を発生させる場合があります。
    また中長期的な凍害や塩害による剥落等も発生しています。
    上記問題を解決する養生技術が面状発熱体シートによるセントル加温養生システムです。
    コンクリート打設直後から16~18時間後の脱枠時までセントル型枠面を面状発熱体で加温しコンクリート表面温度を均一に上げ、バラつきの無い品質を確保することを想定しています。

    お問い合わせ先:  お問い合わせフォーム /  電話: 058-257-1001

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